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世界の伝統芸能・最前線 ─ 映像は文化遺産を伝えられるのか
日 時:2006年3月3日(金) 18:30〜20:30 (開場 17:30)
会 場: オーバルホール (大阪市北区梅田3-4-5 毎日新聞ビルB1)
主 催:国立民族学博物館 / 毎日新聞社
参加費:無料、定員400名
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21世紀の子どもたちへ、そして未来の子どもたちへ、私たちは人類の貴重な文化遺産を伝えることができるのでしょうか。
変わりゆく社会の中で伝統芸能を伝えようとする世界の人々の姿を映像で紹介します。そして、伝統芸能を取り囲む社会や、それを支える人々の本当の姿を映像がどこまで記録できるのかについても考えてみます。
プログラム
17:30〜18:30 | 受付 |
18:30〜18:35 | 開会 毎日新聞社編集局長 伊藤芳明 |
18:35〜18:40 | 挨拶 国立民族学博物館長 松園万亀雄 |
18:40〜19:20 (40分) | |
19:20〜19:30 (10分) | 休憩 |
19:30〜20:10 (40分) | 講演2 「南インドの結婚式と音楽」 寺田吉孝 助教授 |
20:10〜20:30 (20分) | 講演者と話そう 司会:野林厚志 助教授 講演者:福岡正太 助教授・寺田吉孝 助教授 |
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講演1「カンボジア大型影絵芝居の伝承」 福岡正太(ふくおか しょうた)
ポル・ポト派がカンボジアを支配した時代、多くの芸術家が虐殺されて、伝統芸能は壊滅的な打撃を受けた。国の復興が進む現在、人々の誇りを取り戻すために伝統芸能の再生が目指されている。民博は、1999年、混乱の時代を生き延びた大型影絵芝居一座の長老とカンボジア人研究者、そして一座を支援する日本人女性の協力を得て、その全レパートリーの映像記録を行った。この映像は非常に貴重だが、これで伝統芸能を残したことになるわけではない。生きた芸能としての伝承を支援するために、映像記録はいかなる意味をもつのだろうか。
〈講演者プロフィール〉
文化資源研究センター 助教授
東南アジア、特にインドネシアの伝統音楽や芸能について、現代における伝統の継承、発展という視点から調査研究している。近年、伝統芸能の伝承に対して映像記録がもつ可能性に関心をもち、映像を生かすために解決すべき課題について東南アジアの研究者らと研究を進めている。共著に『ワヤンの広場〜東南アジアの人形と仮面』、『民族の二〇世紀』など。
講演2「南インドの結婚式と音楽」 寺田吉孝(てらだ よしたか)
南インドにおけるヒンドゥー教徒の結婚式では、ナーガスワラムと呼ばれる管楽器を中心としたアンサンブルが音楽を演奏する。この音楽は、カーストや階層を問わず、「吉祥」の象徴であり結婚式には不可欠であると考えられているが、近年では、結婚式の儀礼的側面が簡略化される傾向にある。今回の講演では、現地で撮影した最新の映像を用いながら、伝統的な結婚式における音楽演奏の様態と近年の変化、そこに現れる南インド社会の変容について報告し、その中から、社会変容を音楽の変化を通して記録する場合の、映像媒体が果たす役割について考えたい。
〈講演者プロフィール〉
民族文化研究部助教授
音楽の実践がアイデンティティの創出とどのような関係をもちうるかに興味をもち、南インドの低位カースト楽師やフィリピンのムスリム系住民など、アジアのマイノリティ集団の音楽文化を中心に調査している。近年は、アジア系アメリカ人の文化的独自性と創造性に焦点をあてる研究も行っている。主な論文にTranscending Boundaries: Asian Music in North America(編著)、『日系アメリカ人の歩みと現在』(共著)"T. N. Rajarattinam Pillai and caste rivalry in South Indian classical music."がある。

オーバルホール(大阪市北区梅田3-4-5 毎日新聞ビルB1)


毎日新聞ビル地下1階

JR大阪駅(桜橋)から地下道にて徒歩約8分。

阪神梅田駅、地下鉄西梅田駅から徒歩約8分。
※車でのご来場はご遠慮ください
当日の様子